半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

火曜日, 8月 24, 2010

能登半島 料理である刺身根性の腕と味 志賀町






生れて初めて頂いた。
このあわびとさざえ。
とは言っても、この肝で出来たレシピ。
料理人の腕と知恵の結晶。
いろんなものがあるが似ても似つかぬことが、ひとつの事実でもある。
心してゆっくりといいモノづくりにいそしみたい。
新鮮と言うのもあるが、心で伝えてくれる何かが有ることは言うまでも無い。
しかし、変われば変わるものだ。
昨年までの紆余曲折。
何もないわけでもなく心して歩くことは、大変であった。
なんでもないようで、いろんな心をいうものだが、今の忙しさの中身は今までとは違う。
人は自分の責任を果たそうとはしない事が多い。
いくらいい付き合いをしていても、損得をすれば、必ず際立って自らに降りかかることが多く、どんな立場があっても後悔することになる。
私はいつもそう感じているからこそ、じっくりと今と言う事実と付き合う。
様々な事も受け継ぐ辛さに、何かを見つめ直し、足を見ながら生きようと思っている。
この切り身のように、刺したように切れなければいけないと思う。
本当に申し訳ないという思いが一杯でいる。
自分の人生で、これほど有難く申し訳なく思うことは、なかなかない。
寂しい人生であったが、生まれ落ちた家と言うものが、それを証明していた。
今は心の置ける位置が変わって来たように思う。
そう思うほど、この料理は美味しい。
舌ではなく、心で美味しいと感じているからだ。
こんな事がある人生は、二度とないと思っている。
能登半島に来てから、私の時間も生き方も変わって来た。
関わる人の違いもあるが、添えて来た一番近い人たちが、自分を理解し続けさせてくれる人達だからだ。
私もいつかこのように切り身を造れる作家になれれば、本望である。
時間は早いものだ。
夏もそろそろ終わる時期に成って来た。

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ

ラベル

過去 (666) (110) (79) 仕事 (59) (58) (57) (36) 教室 (26) 展覧 (24) 芸術 (24) 友人 (20) (19) (18) (17) (15) (14) (13) 市場 (11) (10) (9) music (8) 正月 (8) 地震 (7) 温泉 (7) 鉄道 (7) (6) 文化 (6) (5) (5) 新聞 (5) 波の花 (5) (5) 宗教 (4) (4) 映画 (4) 東京 (4) 結ひ (4) 能登 (4) 釣り (4) チャリ (3) (3) 個展 (3) 師匠 (3) 料理 (3) (3) 窯跡 (3) 陶芸 (3) 電車 (3) 音楽 (3) バス (2) 友人 music (2) (2) 宿 (2) 揚げ浜式 (2) 民宿 (2) (2) (2) 陶芸教室 (2) KyuWa (1) ちまた (1) イベント (1) エンド (1) 七太郎 (1) 岐阜 (1) 岡山 (1) 巨木 (1) 揚げ浜 (1) 新年 (1) 曼殊院 (1) 曼珠院 (1) 歴史 (1) 病院 (1) 神社 (1) 祭り (1) 結婚 (1) 良ちゃん (1) (1) 言葉 (1) 講演会 (1) 谷中 (1) 輪島 (1) 輪島塗 (1) (1) 静岡 (1) (1) Kyuwa (1) PC (1)