本当に人には見せたくないものがあり、知られたくない過去がある。
まさに、その一片である。
そう、岡山にいた時である。
繰り返し続く牛使いのように、なにも前に見えなくなる現実があった。
これは、完全なる外の窯。
そして、全地下式。
中の窯詰めも、棚組みせずにしている。
そう、ソウル近郊の一時間行ったところにある窯跡。
道馬里。
トマリという。
ここに、何年間も通った。
そして、築窯。
ここに移り住んで一年半が過ぎていた。
しかし、この窯焚きの途中に住民の役所への苦情により、止むなく窯を止めた。
周りに許可も何もかも、万全にて挑んだにも関わらず。
私の歴史上ないことである。
ショックは計り知れなかった。
窯の作品は、不思議と辛うじて生き残っていた。
頭を抱え、悩みこんでいるときに…
そう、ここの大家さんが破産。
私は、この家も土地も買うように契約し、ある程度支払いもしていたが、
一括を求められ、止むなく諦めた。
ただ、窯を見つめて呆然とした自分が居た。
悲しいというより、どうしてという、疑問だけが聞こえない耳の奥底に、木霊していた。
一度しか焚かずに、しかも窯を焚けるという許可も貰っていながら、苦情での
中止。本当は、嫌がらせだったことは、わかっていたし、地域にも協力していたが、
どうにもならなくなった。
結局、夜逃げ同然での退去を選択するしかなかった。
後にも先にも、いろんな選択があったが、最大に選択肢のない選択をした。
そして、ここがきっかけで能登半島に来る運命も決まっていたと、今は振り返る自分がここにいる。
掛け替えのない疎かな歴史は、とても思い出したくないのであるが、こうして見つめ直すことが、今は必要な時期と思い、書いている。
しばらくは、この昔も書いて行こうと思う。
まさに、その一片である。
そう、岡山にいた時である。
繰り返し続く牛使いのように、なにも前に見えなくなる現実があった。
これは、完全なる外の窯。
そして、全地下式。
中の窯詰めも、棚組みせずにしている。
そう、ソウル近郊の一時間行ったところにある窯跡。
道馬里。
トマリという。
ここに、何年間も通った。
そして、築窯。
ここに移り住んで一年半が過ぎていた。
しかし、この窯焚きの途中に住民の役所への苦情により、止むなく窯を止めた。
周りに許可も何もかも、万全にて挑んだにも関わらず。
私の歴史上ないことである。
ショックは計り知れなかった。
窯の作品は、不思議と辛うじて生き残っていた。
頭を抱え、悩みこんでいるときに…
そう、ここの大家さんが破産。
私は、この家も土地も買うように契約し、ある程度支払いもしていたが、
一括を求められ、止むなく諦めた。
ただ、窯を見つめて呆然とした自分が居た。
悲しいというより、どうしてという、疑問だけが聞こえない耳の奥底に、木霊していた。
一度しか焚かずに、しかも窯を焚けるという許可も貰っていながら、苦情での
中止。本当は、嫌がらせだったことは、わかっていたし、地域にも協力していたが、
どうにもならなくなった。
結局、夜逃げ同然での退去を選択するしかなかった。
後にも先にも、いろんな選択があったが、最大に選択肢のない選択をした。
そして、ここがきっかけで能登半島に来る運命も決まっていたと、今は振り返る自分がここにいる。
掛け替えのない疎かな歴史は、とても思い出したくないのであるが、こうして見つめ直すことが、今は必要な時期と思い、書いている。
しばらくは、この昔も書いて行こうと思う。
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