梅雨で雨脚が早い中。
陶場で、窯詰めしたり、釉薬掛けたり、手入れしたり。
時間に追われている作品づくり。
途中打ち合わせが、合って曽々木に行ったり、輪島に行ったり。
なにしろ、行動範囲が広いので、動き疲れている間もありません。
仕事が終わり、自宅に帰る途中。
家路に着く川に差し掛かった時…
目の前に、緑色の光の集群が見えた。
蛍が舞っていた。
雨土の匂いがむせるようなアスファルトを、チャリで走りながら、見つけた。
森に鎮守するかのように、光のカーテンが広がっている。。
行く道先にアーチを作ってくれている。
映画のワンシーンのように、蛍は舞い込んでいる。
何かを急ぐように、追いかけながら、光はスパイラルしている。
愛する何かを探すように…
自宅近くまで、なんのためらいもなく。
雨は、不思議と一時の間止んでいる。
蛍は、誰かを探し照らしながら、瞬間の命を解き放っている。
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