懐かしい、懐かしい。
谷口支配人のレパートリー。
でも、この作品のおかげで結構勉強になったのは、間違いない。
いろいろあったけど。
今は、本当にいい想い出。
この作品の陶土は、どこにでもあるわけであないが、あるところにある。
黒沢さんが、あんまりいうもので、仕方なしに採ってきて、焼いて見せたときに、「おおっ」と
言ってくれたのは、正直嬉しかった。
あれだけ、やり回っていたのだから、楽しかったのも無理ない。
しかし、今はすべてが未開。
だから、頑張りも効くが、なかなか忙しくて、集中も出来ないかな。
この古備前は見れば、造りも、土も、焼きも、いろいろ推察できる。
満足な日々だった。
谷口支配人も、私が居なくなってから、同じくしてここを去った。
語りたいが、いずれまた書くこともあるだろうか。
矛盾な三代目を継いでいた。
西村春湖が、明治、大正、今上天皇にお買い上げ、献上になったのは、日本でもこの人だけである。
私の数奇な備前での最後は、ここで終わった。
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