奥能登の塩。
技術も大事だが、浜士登谷さんの心も凄い。
長年のこだわりもあるが、どうしても継承というところとは違う奥能登に対する気持ちがある。
融通の効かないと言われることも、職人は多いのだが、それはそれで理屈抜きに通したい気持ちもある。
それは、私もそう思って来た。
目の前の何かを思うことが、この先にも必要なのであるから。
誰にも言えない大事な部分もある。
だからこそ、こうして塩ひとつにかけた思いもある。
なかなか出来ないことでもあるし、観光に生産など多様に要求されるところを処理するのは、大抵なことではない。
しかし、奥能登に揚げ浜塩を残していくためには、どうしてもその面倒くさい事をして行かなければならない。
一握の塩は、本当にいろんな運命を持っている。
私も使い慣れて来たとしても、そんなにたやすいことでもない。
生産が大事であるが、代々受け継がせるには余りにも過酷な条件が奥能登にはある。
若い人が生産力に必要な事は、誰もが知っている。
なんとかしなければならない。
そして、未来の揚げ浜塩を残すためにも。。
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