こうして、のら猫と一年半の生活。
お互い距離も何にもなく、未だに続いている。
でも、今年の冬は厳しかった。
雪も寒さも。
しかし、何か今年はどこかへ行くことがあるし、本当に帰って来ない。
私も出張が多く家を開けることも多く、きっと何かがあったと思う。
たまに帰ってきたり、ずっといるが落ち着かない様子で居なくなる。
もしかしたら、いい相手でも見つかったのかもしれない。
私もこの家にお世話になって一年半。
陶場は三年と少し。
でも、場所としては一年半近く。
すべてが回りまわってカタチを変えようとしている。
五年目。
結果はすべてと言いながら、今がある。
不便に慣れて来たが、寄る年波には勝てない。
いい事が起きるための何かの積み重ね。
そろそろ春がやって来た。
歩ける道も変わって来たし、どうにかゆっくり歩いていきたい。
能登半島が故郷になって来た。
庭の水仙が、明るくひっそりと黄色を出している。
暖かい心になれるのも、こうした生きた自然があるからだろう。
いつかきっと。
そう思って来たから、今が楽しいのかもしれない。
頑張れるだけ、頑張り。
動けるだけ、動く。
能登のために、何かが出来るかもしれない。
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