半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

月曜日, 4月 12, 2010

制作 交錯 TRADな日々  穴水町







忙しい中にも瞬間というメモリーがある。
刻みかけた作品に言葉がある。
どうしてもわからない事も、多い。
しかし、造っていると自然と浮かび上がって来る。
インスピレーション。
毎日能登半島にいると、そんな空間も存在していることに気が付く。
やっぱり、この思う通り。
まさに、能登半島の自然は何かを教えてくれる。
だから、ここに来たわけで、逃げてきたり、現実逃避で来たわけではない。
しかし、この能登半島にはそう言った似非なモノを造る人が数多く来るから、これも仕方ないのだろう。
来た当時は、本当に苦労した。
昔、様々な作家と称する人たちが「能登しかない、ここが俺の最後の地」だとか、「ずっとここで暮らしたい」などと吹聴し、今はどこに行ったかなわからないと言う事も手伝って、能登半島地震でないが、かなりの風評被害に合いました。
私は確かにいろんな生き方をせざるを得なかったのも事実。
出身が出身だけに、叩かれることも。
新しいカタチ、方法、制作、企画、プロデュース、企業再生もそうだった。
人が思わぬことをし、考えないことをし、やれないことをしてきたから、大変だった。
でも、こうして能登半島に来たきっかけもある窯元を辞めた理由もあったし、窯焚き、販売なども成功させ、もう自分の仕事を完結するために来たわけである。
ただ能登半島は、それ以上に現実が厳しい。
子供たちを見ると、已むなくすることが変わった。
この子供たちが笑って、この地で暮らせることに協力したいと思った。
今までの人間関係が、もしかしたら役に立つのではと思い。
日々、思うようにいかないことの方が多い。
しかし、ダメモト主義な私はそのまま火中の栗を拾う。
気が付けば、五年目が来た。
岡山弁交じりの能登弁を話すのも、やっと様になって来た。
西の空を見ると懐かしい気持ちもある。
やっと作品が作れる能登半島になって来たからだろう。


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