半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

水曜日, 11月 04, 2009

大黒屋 谷中のせんべい  台東区谷中








ここの町には、常に文化がある。
そうして見て行くと、谷中ってところはすごい。
上口愚老が戦時中に、窯焚きしていたのを、戦争に使う何かを造っていると思ったらしいし・・・
ここには、焼物が?なんて場所ですが、彼は造っていたのです。
この固焼きせんべいは、本当に美味しいのです。
ここは、手焼きで時間をかけて、手際良く。
夫婦一対。
まさに、芸術。
女将さんは暇だと奥のテレビを見ながら、タバコ。
そして、ここという時にお手伝い。
とても、合理的。
下で焼いて、その後醤油漬けにして、乾かすのは、この上。
まあ、芸当ですね。
いつも、谷中ってところに来るたびに、感心しています。
でも、おせんべいのお値段は、少し高いかも。
一枚125円だったかな・・・
しかし、買う価値も食べる価値もあげる価値も、いろんな価値がありますね。
東京ってところは、下町の良さがこんなところに残っています。
商店街になると、あまりに人が多すぎて、少々困惑気味になりますが・・・
ここに来ると、焼物、書、企画など、頭も体もすっきりと頑張れるのでもあります。
貧乏でも、いい一日があると、とても満腹した気持ちになるモノです。
尾崎放哉の「咳一つ」を思い出しました。
あんまり関係ないかもしれませんが、久しぶりにそんな一句を書いてみました。
東京のここに、焼物の陶土があったことは、誰も知らないわけではないが、たぶん今自分は少ないことでしょうね。
上口愚老が亡くなってる今は、まさに兵どもが夢の跡なのではないでしょうか・・・



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