半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

水曜日, 3月 25, 2009

偶然のページ 













昼食にあった本を覗くと、?っと思った。
久しぶりに自分の言葉を見つけた。
やっぱり、言葉はいらないっていうけど、こうやって読んで行くと「いるな」って思う。
だからこうして、パラパラパチパチ、ページを捲りながら、携帯で写真を撮るなんて、まさに民藝かな。
偶然でも、見たいもの、聞きたい言葉があったのには、感動した。
それに、気持がいい。
語らないモノの中にある生と死。
浜田も柳も、沖縄にいい行って見つけた日本の星。
國吉清尚。
盗掘屋の息子。
でも、彼は違った。
気がつけば益子でフロンティアとして、迎えられていた。
結果は、今の益子が出来上がった。
彼のおかげで、人間国宝も生まれたといっても過言ではない。
すべてが、スパイラルしている。
先日、中里逢庵さんもこの世を去った。
不思議と時代が駆け足のように変わっている。
いつもと同じ時間ではなく、ダリの時計のように溶けている。
混ざり合うことで、新しい文化がうまれ、人が現れる。
時代は、民藝を復興したいと思っているだろう。
私も、そう思っている。
ずっと。
だから、この能登半島に来た。
何もないのではなく、あるのだから。
ただひたすら、目の前を一生懸命作り考え生み続けることが、運命なのだと
感応している。
二人のご冥福をお祈り申し上げます。



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