半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

土曜日, 6月 07, 2008

能登丼 夏バージョン 穴水町







幸寿しさんの橋本大将が、夏バージョン(夏メニュー)って言っていたし、今沖のほうで魚がどんどん獲れて、市場に魚がたくさんならんでいるので行ってみました
相変わらず、大将が威勢のいい声で迎えてくれました。
座る前にカウンター越しに見る景色は、能登の海を見渡すような気分で眺めます。
右端にあるお品書きの黒板をじっくり見やります。
その直前にある岩場のようなネタケースには、いろんなおいしい魚達が見えています。
シャコ、牡蠣、鯛やら、眼の保養です。
いつものように、大きなお皿に魚群の唐揚がのっているし、最高です。
さて、夏の能登丼を早速注文すると、結構量も調理も盛り付けにも時間がかかるので、普通のにぎりを頼むのとは、見ているとかなり大変そうです。
「おまちっ」と、私の眼前に魚群の丼ぶりが、出来あがっていただきました。
能登牛は、生姜がのっていて、干しくちこ、このわた、とにかく丼ぶりの中は、能登の海です。
しっかり食べた後に、魚のお汁を頂く。
本当に、美味しかった。
最近疲れることも、結構忙しいので、体力的にも疲労があったので、こんな食事は感謝であります。
それに、一瞬の感覚として、観光客のような気がしてしまうほどです。
この能登丼の制作も、急に橋本大将が「東龍さん、丼ぶり一つお願いできないかね」の一言で、何に使うのか、しばらく???の状態で、とりかかると、なんと「能登丼」の企画モノだったので、結構忙しく造ってしまいました。
でも、デクの釉がいい感じで出てくれたので、本当に「ほっとした」のは事実です。
全国的に、近来どんぶりって忘れられた存在なんです。
そうして見ると、穴水海鮮丼はこの能登に来て、第一歩の仕事でありコラボレーションなるものです。
橋本大将のカウンターには、震災後の気持ちとしてお渡しした、箸置きがあります。
これも、私独自の考えの陶土で作ったものです。まあ、そうして見ると幸寿しのカウンターは私の作品がちょっとした個展見たいな感じです。
この半島に来てから、料理屋さんとお付き合いし始めたのは、穴水の幸寿しさんと輪島の登久に、七尾の海ぼうずに「でん」かな・・・。
まあ、昔は外のお店でモノを考えたりしていたのですが、今は昔と違って少し御酒も弱くなったし、半陶に来てからは家でゆっくりデザインや企画を考えるようになったし、いい意味で生きる時間が変わりました。
だからこそ、朝は少し食べて、お昼に晩の分までって感じです。
当然、お酒はありません。
この店には、まだまだ美味しいモノもありますし、忙しくなければ、橋本大将の話が面白いですね。
そう旬の話題で「能登の花ヨメの」の話なんか聞いてみると、いいんじゃないでしょうか?
たぶんその時に、「手」が・・・キーワードの一つですね。


夏の能登丼 御馳走様でした。

忘れずに、お土産の県産材で作ったアテの箸(デク)も頂いて帰りました。

私の陶場に、材料が少ないといっても、この箸は灰にして、デクの釉には使わない予定ですが・・・

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