今日は、山良さんに見せたいものがあると言って門前に誘って、車を走らせた。
道の駅赤神の手前を左上にあがる小高い山の上にある。
どこにいくのだろうと、言う感じで山良さんは辺りを眺め回した。
ゲートボールをしている初老の方々が、目の前に見えてると、背景に美しい海の輝くシーンが現れると、彼は「あ~カメラ忘れて失敗した」とぼやいた。
さて、ご覧のとおり写真を見てもわかるように、切り絵である。
門前町あるのですが、歴史もしっかりとある。
この切り絵は、昔ノミで打ち抜いたのが始まりである。
デザインはそのここにより仕上げていくし、大工さんらしからぬ、抜きん出た才能は能登らしい気がする。
豪快に、一発で作る姿は目に映るようだ。
なんとも、一枚辺りの値段は3万円ほどするらしい。
価値がどうのは、わからないが、私としては輪島の各家々の神棚に飾ってある。
初めのころは、これは何だろう?と、不思議に思っていた。
でも、芸術的センスはすごいし、頭の中でクルクル考えていました。
まつもとさんの家に行くと、いつもなんとな~く存在感があって、うらやましくいつも思っていました。
私も、自分の家があってきちんとしたいなと、思いました。
確か、ホウライとか言っていた気がする。
宝来か蓬莱かは?たしかでないが、いい響きである。
著名な切り絵作家もいるらしいが、勉強不足で書けません。
ただひとつ、ここにかもう、二年前から足を運んでいる。
ヒントがある。
私の仕事に必要な心と技術があるのだ。
たぶん、いつしか私の作品に出てくるだろう。
いや、出てくる。
楽しみな積み重ねが大事な能登素材を、確かめるためのきっかけの一日でした。
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