富士断熱煉瓦工場である。
ここは、私にとって故郷なのだ。
なぜなら、ここにきて初めて窯業という匂いを嗅いだ場所なのだ。
担当の部長さんが、本当にいい人でいつも楽しい開発や技術的な話をさせて頂いた。
だから、なんとなくふっと寄ってしまうのだ。
工場の中もすごく風流で、昭和らしさがある。
粘土も陶土も、焼成も全てヒントがある。
ここは、技術の秘密が隠されている。
断熱煉瓦は、ものすごいいい作品で、想いでの物体である。
風が吹くと、立ち埃がした、そのとき昔の弟子時代のことを回想してしまう。
煉瓦の積みと人生は、よく似ている気がする。
 
 
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