半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

土曜日, 3月 24, 2007

木ノ浦


外は、雨がしとしと振りたためている。
能登では、こんな日が続くことは珍しくない。
まるで、イギリスの天気にも似ている。
それも、スコットランド地方かな。
気持ちも疲れているので、今日は木ノ浦へ行った。
ここで、少し景色を眺めながらいろいろと回想する。
海、波、風。
とても、一面に自分の気持ちを映し出し、心の中を洗い出してくれる。その場所に二三味珈琲がある。
豆を引いて貰い、さっと輪島へと帰る。
車の中は、引き立ての珈琲香で一杯だ。
部屋に入り、お湯を沸かした。
輪島焼での試験焼きの作品で頂くとしよう。
でも、珈琲マグではない。
和風の湯呑である。
袋を開けて、準備に入る。
香り引き立つ至福の予感。
マグを取り出し、珈琲を頂いた。
そろってから、お湯を注ぐ。
やはり、焼締は香りがよく臭う。
また、飲み心地もすごくまろやか。
なんだか、木ノ浦を思い出させる。
いろんなイメージもふつふつと湧き出る。
こんなときに、結構いいアイデアも浮かぶ。
音楽は、渡辺香津美を掛けている。
ダンディズムをターンテーブルのイメージで聞く。
スケッチをしたり、随分と長く瞑想したり、本当に安らぎがある。
日頃にない一日。
今日は、ほっとした一日で終わりそうです。

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