半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

月曜日, 5月 11, 2009

陶場の乾燥風景  輪島市

















次の窯のために、せっせと作っていました。
乾燥も時間を掛けていますが、空間的に少し湿り気の多い、能登半島は時間がかかる。
たちの悪いことに、ここの乾き方はどうしても土の中に、割れやすい部分ができてしまいます。
ですので、割れる確率も高いのです。
岡山でも結構湿気は多かったのですが、どうもここは半端じゃありません。
電気窯に入れていても、なんか思わぬところで、割れることが多く、すこし苦労しました。
こうして、乾燥棚に作品をおいていると、時期の土やら陶器の土やら、なんでもあるなんて、今迄の私の作家生活からは考えられません。
全体主義で生きては、いるつもりでも、こんな感じはないかな。
やっとやっと自分のカタチが生まれ出るための瞬間が、残り始めているのかも知れない。
二十年間貯めていた、自分の中にある開けずに、ずっととって置いた引出が、すこしづつ開け始めている。
だが、そうは言っても再びいろんなことを勉強しながらなので、無くなる引出でもないのである。
さて、作家として戻ってきたのも、何かが影響しているようだ。
私の中にしまっておいた、情熱という夢と魂が、内在するバランスを取り始め、動き出したようである。
昨年末より、いろんな人のおかげで苦しみ悩み抜き、そしていい出会いが最近にあった。
何か自分の時間の中で、やっと自分と目線を一緒に感じれる人と出会ったからかもしれない。
長い生き様の中に、なかなかないものである。
果たしてここから何が生まれるか。
時間をかける必要もなく、押して出るカタチ・スガタがありそうでもある。
人との出会いは、とても大切である。
そして、心の触れ合いも。
それは、唯物的でないものでしかありえない。
何かを進めるために、私は次の道を歩き始めた。
今、やっと、目指していたスガタになった。





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