半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

水曜日, 12月 17, 2008

万景の七海 洲衛 






ちょっと、事情もあって徒歩で山を歩くことになった。

こうして、ちょこちょこして行くと、いろんな発見があった。

個々に自然は、姿形を変え、今まで見たこのないモノを見せてくれた。

昔は、よく四時間や五時間歩いて生活していたことを思い出しました。

夏目漱石の「歩く速度」なんて、本があったと思うが、それをよく読んでいた。

やはり、歩かないとわからないものがいっぱいある。

能登は、特にそうだ。

こうしてみると、やっぱり自然と溶け込んでくる。

今年、海に潜ったときもそうだった。

見えてくる何かがある。

でも、誰とそれを共有するかが、とても大事である。

経験は、間違いなく心から感じるメッセージを変えてしまう。

いろんな空間は、優しくも何かを教えてくれる。

光悦の茶碗のように、何から発想し、カタチにしていくか。

私は、この能登に来て何かそこが見えてきた。

というか、体から取り出でてくるハッキリしたものが、わかってきた。

だから、こうして歩いたおかげでたくさんのモノが、見えてきた。

それもこれも、お米のまつもとさんのおかげである。

きっかけは、どうしようのないが、今の私に何が必要かわかってきた。

今のこれは、きっと何かに反映するだろう。

能登の自然こそが、何よりも先生であり、感性を揺るがす何物でもない。

七海や洲衛は、普通にそれがある。

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