今日は、お客様のお知り合いの漆器のところに行った。
初めてではなかったが、お家の長さに驚いた。
当主いわく88メートルはあるそうだ。
ここは、大崎漆器といって由緒あるところらしい。
昨年は、釣りバカ日誌の舞台になって、有名になったようだが、質実剛健しっかりとした仕事もしていた。
応接間に上がらせて頂いたが、本当にすばらしい机。
そして、階段タンスも京都の大市のようなものだし、なんだかとっても感性のいい仕事場でした。
漆の歴史や現状、いろんな突っ込んだお話を聞かせていただいた。
さすがとう切り口もあり、輪島の良さを持っている人だった。
ちょうど、鰻屋の修理の塗りがあったり、地の子を塗っている光景の出くわしたり、とても参考になった。
職人の手際は、久しぶりの軽快なものでした。
人はどういうかわからないが、内容の濃いところである。
山良さんも一緒に行ってくれたが、どうも昔からの連れ立ちらしく、輪島焼の話やいろんな工芸の未来に対する会話をしていた。
やはり、文明は人々の誤解や思い込みで出来ている。
まあ、アイロニィーやユーモアなるものがそうである。
ふっと、角偉三郎さんを思い出した。
朱塗りの軽快な流れは、どこにもある。
この大崎漆器は、優しくて落ち着きのある品格のあるものでした。
しかし、地震の爪あとで蔵がボロボロになった姿を見たがどうにもして上げれない傷口は、悲しくて仕方がなかった。
大崎庄右ェ門さんサイト
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