半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

土曜日, 1月 12, 2008

波の華



これは、長橋の港である。

能登の独特の寒い冬にしかない、風物詩である。

寒い寒い時に、波が風にあおられて出来るのだそうだ。

でも、怖いぐらい堤防に打ち付けられてしまう。

近寄りたいのだが、さすがの私でも一歩引き下がってしまう。

こうしていると、空から雪が降ってきた。

雪の華と波の華が溶け合い、不思議な空間を演出する。

一時はあっという間に時間を送り出してしまう。

能登の海岸は、まさにnotosea roadである。

華達は、すでに溶け合った後、自然の中に舞い戻ってしまう。

全ては、綺麗でもなく美しいでもなく、不変の自然の強さを物語っている。

人生初めての雪景色でもあり、海景色だ。

活けれない華だが、ここに自分の器たちを置いていると、心が安らいでしまう。

二つの華は、ここの突端でしか見れない。

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