これは、長橋の港である。
能登の独特の寒い冬にしかない、風物詩である。
寒い寒い時に、波が風にあおられて出来るのだそうだ。
でも、怖いぐらい堤防に打ち付けられてしまう。
近寄りたいのだが、さすがの私でも一歩引き下がってしまう。
こうしていると、空から雪が降ってきた。
雪の華と波の華が溶け合い、不思議な空間を演出する。
一時はあっという間に時間を送り出してしまう。
能登の海岸は、まさにnotosea roadである。
華達は、すでに溶け合った後、自然の中に舞い戻ってしまう。
全ては、綺麗でもなく美しいでもなく、不変の自然の強さを物語っている。
人生初めての雪景色でもあり、海景色だ。
活けれない華だが、ここに自分の器たちを置いていると、心が安らいでしまう。
二つの華は、ここの突端でしか見れない。
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