左近窯で、私は二年前から研究と勉強を兼ねて来ました。
この能登半島では、陶芸家も少なくましてや窯業地としては、未発達の地域なので、いろんな意味で交流してきました。
その中で、越前焼としての苦労や現状をいろいろと聞いてきました。
左近先生の独立した当初は、作家や窯元も二軒ほどだったらしく、50年たつとこんなに変わってしまったと話していました。
また、不況の現状は本当に苦しい状況なので、今こそ本当に好いものを造っていかないといけないと。
私は、度々行くのですが、この町のいい所もあり美術館もそうだし、地域全体がなにか焼物作りを応援しているところは、すごくあり能登半島には必要なことだと思っている。
珠洲焼の若い人たちも、せっかく勉強しても、なかなか生活とのバランスがとれずに、已む無く故郷に帰りまったく違う職業についてしまうと訴えていました。
だからこそ、いい環境を作っていくことが、物の生業といえるでしょう。
左近先生のお陰で、またひとついい経験をつむことが出来ました。
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