半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

火曜日, 7月 31, 2007

NANAOクレー



さてさて、七尾なのだが・・。
実は、ここにあるのは七尾の断熱煉瓦工場である。
通称軽量レンガである。
このレンガは、なかなか素質も面白い。
通常は電気窯やガス窯などに使われることが多く、また非常に比重のいいものである。
しかし、このレンガの開発に私の恩師山本市郎さんがかかわっていた。
ちょっとした歴史なのだが、このレンガは飛行機のエンジンの外巻きに使われることから始まったらしく。
はじめに工場で試験したときに、ある一定の時間まで耐えるようにしていたが、ボルトが外れ工場でエンジンが吹っ飛んで壊れたと話していた。
でも、その次にはある一ヶ月ほど耐久テストをして成功して、今があるらしい。
その開発もあって、現在の軽量レンガが出来上がったのだ。
それは、ヨータイ(旧大阪耐火煉瓦)が主流である。
また、この七尾では本窯にも使える断熱レンガを作っているのが、富士耐火断熱である。
ここのは非常に質がいい。
また、工場の社長さんや技術者の方々もなかなかいい人ばかりである。
一度は工場見学をしてもいいかも。
海沿いの景色豊かないい場所にそこはあります。
外には、リンドウがあります。
工場は、私にとって想いでの所なのであります。
ちなみに、その恩師はすでに他界していますが、ヨータイの名誉社員としての功績も残し、陶芸家の面倒を沢山見てこられました。本当に、すばらしくあったかく今でも沢山のことを教えられたことが、思い出されてなりません。
七尾にある珪藻土は、本窯にも使えます。
それは、博応焼の森山博応さんが使っていたことが、息子さんから聞かされたので、間違いないのです。
「使えないというわがままは、造れないの始まりだ」以前から、生徒たちに教えてきたことの言葉です。
無限大にしてこそ、芸術は生れ人の心が温まるわけで、何千年もその作品が残れば時代も思いも何もかもが含まれて、今に姿を残すのであります。

「生きていることが私の芸術」

ターンテーブルは氷室京介の「Wild Romance」が海を眺めている?

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