半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

木曜日, 3月 29, 2007

穴窯について


そうして、穴窯について書いてみよう。

昔から、穴窯はいろんなタイプがあり、中国は武漢の奥地で2000年同じ手法でしているところや韓国のオンギタイプを焼く窯とか、フイリピンの椰子のみの窯などなど本当に沢山ある。

どれがいいかという問題は別として、何を主体に焼くかが問題である。

日本では根本的に目先の手法にとらわれている場合が多く、本当の穴窯としてはなんとも言いがたい。

それは、焼き方もそうであるが、窯詰めの方法、陶土、製法にも大きな違いがある。

穴窯で結構面白い人がいるが、以前付き合いのあった今は亡きピーターヴォーカスがそれである。

彼は、自由と繊細な両極面を打ち出し完成の赴くまま製作していた。

最後にあったのは、癌の末期のころであった。

でも、韓国のEXPOでは勢力的に製作していたのが、懐かしくなる。

また、日本人では鈴木五郎さんがすごい。

彼は、陶土、製作、本当に研究家でもあり、尊敬になる。

今から10年前は、よく窯焚きに行ったり陶土も持っていったりいろいろとお手伝いさせていただいた。

勉強というか、学ぶべき生き方というほうが正しいかも分からない。

基本的に、長い時間焼成するか短時間かということが、一番重要である。

この要素は、全てに共通していえることだ。

作れても焼くことができないのでは、「焼物」ではないからだ。

私は、今までたくさんの種類の窯、国で製作してきた。

だからこそ、能登半島における製作を長年の夢としていた。

今、目の前に出来上がりそうな穴窯を見て夢を沢山描いている最中である。

そろそろ、空焚きをしないといけない。

でも、諸条件が今までと違うので結構緊張している。

来月には、火を入れようと思う。

思うのではなく、行動するのである。

いったい、どんなことになるか楽しみである。

まずは、ここまでといたします。

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