半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

火曜日, 6月 23, 2009

能登半島で生きる日々の温床  輪島市






最近は仕事も忙しくせっせと頑張っています。
さて、雨の多い今日この頃ですが、なんとかめげずに頑張っています。
暑いし、蒸すし、雨だし、乾かないし。。。
梅雨ですから、仕方ないか。
陶場へ行く前に、自転車で山を下りていると、途中の道端で、
遇線にも知り合いが重機で作業していた。電車の枕木を出していた。
立話をしていると、どうも大手のホームセンターに出すらしい。
こんな能登の山奥からかぁ~
のと鉄道もこれで、また一つなくなっていく。
作業を横目に陶場へ。
注文の作品を仕上げ、一路自宅へ・・・
自転車乗っていると、昔を回想することが多い。
アスファルトの地面から、雨土の匂いが漂ってくる。
なんとも言えない土の噎ぶような、匂い。
雨の匂いも混じりながら、一生懸命自転車こいで、高校に通っていたことを
思い出しました。
来る日も来る日も自由がなくて、家では誰も理解せず、利己主義が両親のもと
くらし、お金は私自身だけなくて、バイトしたり、家の晩御飯も作ったり、本当に
日々生きるために頑張ってきたことを・・・
もう忘れていた感覚が、こうして自転車に乗り始め、雨土の様相から記憶の一部が
蘇った。
南極の氷で、何千年前かの空気がパッケージされた音が、溶け響くように・・・
自分のあたり前って、結構人にはわからないことが多い。
特に、両親や兄弟、親類の不幸というか、相違かな・・・
まあ、宇多田ヒカルよりは不幸?でもないかな・・・
今は、生きて来た時間の中では、いいのかもしれない。
どんなにたいへんであろうと、生きようと努力している自分が立っている。
雨足が強くなってきた。
足早にペダルをこぎつつ、頭や心は東北に行っていたようだ。
私も回想するような時間が、出来たというのも、何か変化があったからである。
帰ると‘のら 七太郎‘は、元気に待っていた。
晩御飯の代わりに、志賀町の諏訪さんで頂いたお手製のかき餅を、泡盛と頂いた。
お手製っていい響きですね。
仙台の祖母が、たまに「これ たべんせぇ~」って、銀紙ににくるんだのをもらって、
帰りのバスの中で、茶色のバッタ(いなご)の甘露煮見て、驚いたのを思い出しました。
美味しい現実かな。
一番世話になった祖父母も、私を三途の川で待っているし。
涅槃ってあるなぁ~と、寝ている夢の中で思っている。
梅雨の雨も、少しは降らないとね。



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