半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

日曜日, 3月 22, 2009

九谷焼の土と珠洲焼の土

この二つの地域の土は、耐火度が違う。
また、陶石と陶土の違い。
でも、使い方によっていろんな表情が語り出せる。
私が、この石川県に来たのは、自分の仕事もしたいと
いうこともあるが、何と言っても陶土があるからである。
この石川県の土は、韓国に似ている。
まさに、歩く地域によって、その形質や可塑性が違う。
私と同じ考えかどうかは、別だが、西岡小十さんと、北大路
魯山人は、なんとなくここの土に引き寄せられた人間の
人と思っている。
中里太郎右ェ門さんも、土にはこだわっているが、以前彼の
工房や陶土場で見た光景が、まさに石川の土に似ていた。
たしか、バンドウという窯跡に行ったとき見たものと共通していた。
韓国は、李仁鎮の言う竜仁の地域や西里が、本当に同じものだ
と思っている。
藁を使って、作業した有名な窯跡なので、博物館に資料も結構ある
がサムソンの会長が発掘して、保管している。
それは、何度か韓国に行ったときに見た。
李さんは、少し前からサムソンの買い上げで毎年二千万円以上、
予算をもらって。中国の古陶磁を、現地に行って買っている仕事を
コンサルタントとしてしている。
まさに、作家に委ねるあたり、なかなか日本では考えられないところでもある。
話が脱線したが、この石川県の土は韓国や佐賀県で焼かれているような
考えでいけば、必ず独自のモチーフとして現れるだろう。
時間がかかっても、作品がたくさん失敗しても、作り続け、残すことで
いい作品が出来ると思います。
私も、最近やっと時間に余裕が出来たので、カタチにする作業に追われるよう
になりました。
試験が済んだら、能登の薪で焼きたいですね。
きっと、いい土味の作品がたくさん生まれるでしょう。
桜が咲き始めて、焼けるといいと思っていますが・・・・

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ

ラベル

過去 (666) (110) (79) 仕事 (59) (58) (57) (36) 教室 (26) 展覧 (24) 芸術 (24) 友人 (20) (19) (18) (17) (15) (14) (13) 市場 (11) (10) (9) music (8) 正月 (8) 地震 (7) 温泉 (7) 鉄道 (7) (6) 文化 (6) (5) (5) 新聞 (5) 波の花 (5) (5) 宗教 (4) (4) 映画 (4) 東京 (4) 結ひ (4) 能登 (4) 釣り (4) チャリ (3) (3) 個展 (3) 師匠 (3) 料理 (3) (3) 窯跡 (3) 陶芸 (3) 電車 (3) 音楽 (3) バス (2) 友人 music (2) (2) 宿 (2) 揚げ浜式 (2) 民宿 (2) (2) (2) 陶芸教室 (2) KyuWa (1) ちまた (1) イベント (1) エンド (1) 七太郎 (1) 岐阜 (1) 岡山 (1) 巨木 (1) 揚げ浜 (1) 新年 (1) 曼殊院 (1) 曼珠院 (1) 歴史 (1) 病院 (1) 神社 (1) 祭り (1) 結婚 (1) 良ちゃん (1) (1) 言葉 (1) 講演会 (1) 谷中 (1) 輪島 (1) 輪島塗 (1) (1) 静岡 (1) (1) Kyuwa (1) PC (1)