左近精右ェ門先生とやっと話が出来た。
焼物人生にピリオドを打ったと。
電話の向こうで、明るい声で話されていた。
「東龍さん、あんたに能登なんかいかんと、家を継いで欲しかったんだけどな。別の若いものに頼んだよ。でも、用事があるから、近いうち来なさい」
私は、この半島に来る前に越前に行く機会があった。
そのときからのご縁であったが、何回か合会うたびに話してくれた。
でも、私は先生に「能登で頑張るって決めたし、自分の作品残して行きたいし、造ることに徹したいから」
と断った。
今思っても、この選択に振り返る余地はない。
が、こうして長く続くだろう作家同士の関係は、変わらない。
近いうちに、左近先生のところに行くが、勉強しに行くつもりだ。
焼物人生の先輩としての話も付け沿えてだが。
左近先生、お疲れ様でした。
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