半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

土曜日, 3月 27, 2010

揚げ浜塩の必要性と利潤  珠洲市








この来月から、公正取引委員会で基準を設ける塩の世界。
そして、公正マークもこれから広がって行く。
もうこの世の中は、本当にそのものの仕事をして行かないといけない。
でも、なかなか生産者の意識の向上が無ければ、実現しなかった。
規制ではなく、当然のモノづくりの基本である。
浜士の登谷さんが、一生懸命平釜を掃除していた。
外は雪がする中だが、一生懸命磨いていた。
職人。
そんな言葉もあるが、能登人なのだ。
この地域の人たちは、勤勉で前向きに仕事はコツコツ。
今の日本には忘れられた本質がある。
私もこの能登半島に来て、その部分は非常に勉強になった。
岡山にいたころは、横着者でも良かったが、この環境でそれは思えないし出来ない。
だから、日々努力が当然である。
揚げ浜塩の値段が上がるのだが、当然だと思っている人が多い。
生産原価と販売価格が、ほぼ同じであるからだ。
他の流下式で造った奥能登の塩は、まだそれより値段を上げても高い。
いいモノは、仕方のない部分だ。
その住み分けが来月から変わる、自然の中で生かされ造り続けられてきた。
奥能登の副産物。
素晴らしいが量が少ない。
そして、この磨かれた平釜の底のように、人間もそうありたいと思った。
光るのは、磨くことである。
簡単だが、致し方出来ないものだ。
能登半島は磨けるところであり、磨き磨かれる人に成りたいですね。
奥能登職人が作った魂を、安くは買えない。
時代は、また次のページと階段を歩き始めている。



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