半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

土曜日, 12月 12, 2009

私の家の大家さんから、贈り物。




穴水町にお世話になって、もう一年。
ここの大家さんの高さん。
急に電話してきて出先でしたが、何やら「納屋に刺身やら置いといたで」
90歳のおばあちゃんが、「東龍さん、タラとか食べまし。体を大切にしまし」と、元気な声で話してくれた。
今日は、陶芸教室もあって、おまけに打ち合わせもあったりで、帰宅時間がつい先ほど。
納屋に行ってみると、たくさんのお魚が・・・・
お世話になっている上に、ここまで・・・
正直、この二カ月は、ゴタゴタが多くて、家の片づけもままならぬ状態だし、おまけに風評被害もあって、方向性も整理し、きちんと動けるようにすることやら、個展の作品づくりなど、なかなかのものでした。
そんな時に、この前から作品も買ってくださったり、いろんな地元の人もご紹介していただいたり、割り木をくれたり、本当に親身になって頂き、なんとも恩返しの出来ないような大家の高さんなのです。
私は、能登半島に来て、「よそ者」っと言われる事も多くあることないこと、言葉だけが独り歩きし、なかなか真実に行きあたることもないのです。
でも、昔島根県仁多郡横田町にいた時も、結構ひどかったので、今頃慣れも有ってかどうにか気持ちの中に収めれるようになりました。
貧乏でも、こうした人の温かみが、本当にお金では買えないものであり、心の満足は計り知れないものがあります。
能登半島では、日々こんなこともあったり、知らないところに座っているのに、ごはんをご馳走してくれたり、まっすぐで心温かいところの方が多いのです。
まあ、私が話を一生懸命していると、「おまえは頭が高すぎる・・」って、ビール瓶振りかざされたりしたことも、今はいい思い出もなりました。
私なりに、やることはやっているのですが、本当に理解し合うと言うのは、同じ日本人、日本語で、同じ地域にいても、交われないものが難しいと思っています。
でも、能登はいいところです。
そして、人も。
しかし、まだまだ携帯電話も圏外も多いし、インターネットも普及してないし、コンビニも本当にここ一時間探さないとないし、居酒屋チェーン、マクドナルドも奥能登にはないしね。
でも、心があります。
そして、隣人を愛することも。。。
私なりの能登が、今日も生きています。


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