半陶 輪島焼 能登ノ國で 土に還る土を探し求める日々

月曜日, 11月 09, 2009

輪島塗の日々・・・輪島の秋  輪島市





久しぶりに、のとチャリで山を駆け抜けて行った。
まあ、もう寒い。

不思議と能登半島は、もう冬なのかと思うぐらい、冷たい。
朝、顔を洗う水は、目が冴える。
しっかりと起きるには、一番だが・・・
インフルエンザも流行る時期なので、それなりに健康には気を使っている。
でも、自転車はある意味健康的に過ごせるコツかもしれない。
塗の仕事を依頼しに、職人さんの家に行った。
輪島の未来、輪島塗の現在を心行くまで話した。
この職人さんは、本当に年季も入っているが、心が違う。
そして、厳しい。
常に時代の根底を造ってきている人たちの息吹は、軽やかで、繊細だ。
造るモノに、アイロニーなどない。
職の手。
考える手。
笑顔で私の考えているモノづくりに真剣に、答えてくれる。
今まで能登半島では味わえなかった心。
お金がどうのとか・・・
これが売れるのとか・・・
誰でもやっているとか・・・
そんな揶揄されたものではなく、真剣に、まっすぐに、素直である。
いいモノは、そうでなくては出来ない。
ペテンではなく、モノである。
話も一層に沸いて来たころ、水平線にいつもの朱色の太陽と茜色の空が、何か輪島塗の色と相まって、心を和ませてくれた。
塗る心と写す心。

いい能登半島になって来た。


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