久しぶりに、のとチャリで山を駆け抜けて行った。
まあ、もう寒い。
不思議と能登半島は、もう冬なのかと思うぐらい、冷たい。
朝、顔を洗う水は、目が冴える。
しっかりと起きるには、一番だが・・・
インフルエンザも流行る時期なので、それなりに健康には気を使っている。
でも、自転車はある意味健康的に過ごせるコツかもしれない。
塗の仕事を依頼しに、職人さんの家に行った。
輪島の未来、輪島塗の現在を心行くまで話した。
この職人さんは、本当に年季も入っているが、心が違う。
そして、厳しい。
常に時代の根底を造ってきている人たちの息吹は、軽やかで、繊細だ。
造るモノに、アイロニーなどない。
職の手。
考える手。
笑顔で私の考えているモノづくりに真剣に、答えてくれる。
今まで能登半島では味わえなかった心。
お金がどうのとか・・・
これが売れるのとか・・・
誰でもやっているとか・・・
そんな揶揄されたものではなく、真剣に、まっすぐに、素直である。
いいモノは、そうでなくては出来ない。
ペテンではなく、モノである。
話も一層に沸いて来たころ、水平線にいつもの朱色の太陽と茜色の空が、何か輪島塗の色と相まって、心を和ませてくれた。
塗る心と写す心。
いい能登半島になって来た。
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